新幹線に乗った時、赤ちゃんが泣き始めて泣きやまない。
そんな時、映画「バグダッド・カフェ」の “Calling you” をイヤホンから流したら、一気にこの映画の中に入ってしまったような素敵な経験をする事が出来ました。視点を変える事って、面白いな。
今日は音楽について、自論をあれこれ書いてみる。あくまでも、個人の意見で〜す。
ジャズやポップスの、演奏方法などを勉強していて、よく思うのだが、
よく“あなたへの愛”とか “傷ついた心”とか “酒とバラ”とか 何だかよく分からないけど“I LOVE YOU”とか色々とラブソングが多い。
歌詞があれば、大好きだったあの人…今でも死んでしまいそうになるくらい、胸が張り裂けそうなの…みたいな、そういうのがよくある。
そして聞いている方は、それに感情移入して浸り、いい気分になる。
でも演奏している側は、結構そんなことどうでもよかったりして、
ジャズとか特に、 イントロはどういうのにしよう。演奏が始まれば、このコードにこの音を響かせるとかっこいいなとか、ここにこういうフレーズを入れてみようか、とか、
最初はおとなしくして、サビのここで盛り上げよう。こういう流れできたから、エンディングはこのパターンだな。
ドラムのが煽ってきた、さて、どうやって返そうか、とか
演奏している間、ずっとそんな事を考えている。
歌詞にある、愛する人を失った痛みとか悲しみとか、そんな事は全く考えてなかったりする。
演奏後、愛の悲しみを伝えられた事より、素敵なサウンド、フレーズ、ができた事の方が嬉しかったりする。
でも結果的にそういう方が、聞き手を感動させられたりするのが、何だか不思議。
うまく言えないけど、
いにしえの昔から、いい音楽を作る為に、先人達が、歴史と共に作ってきたもの、世界。
そこに一足を踏み入れると、学ぶ程奥が深く、果てがない。
途方に暮れるけど、その中の、ひとカケラでも自分の中に入った時の喜びは大きい。
そういう引き出しをたくさん持っていて、その場で、自由に引き出せてお客さんを楽しませる事ができる。
そういう人がプロなんだろうな、とよく思う。
そういうのかっこいくて、憧れるな。
そういう人になりたいな、と思います。