小さい頃からの、夢がありました。
大人になったら夢の通りの人生になっている、と本気で信じていました。
私自身も、そして周りの大人達もそれに賛同して、一生懸命になってくれました。お金もいっぱい出してくれました。
でも大人になってみて、その夢はとても険しく、同じように叶えたいと思っている人が星の数ほどいるという事が分かりました。
それだけでなく、好きな事以外にも、生活を維持しながら、それができる環境、時間、お金、人間関係、そんなものもそろっていないと実現できないという事も分かりました。
なかなか全部はそろいません。
それが出来ない自分をずっと認めたくなかった。
一生懸命私を信じてくれた、周りの大人達にも、申し訳なかった。
ただ、自分の努力が、実力が足りないだけなのかもしれない。
自分を責める以外の事が、思いつきませんでした。
その反面、夢はあきらめたけど、ちゃんと生活できている。周りに迷惑もかけていない。そんな細い糸のような自信だけをたよりに過ごす毎日。
華やかな世界で成功している人達を妬むような、その人達の失敗を喜ぶような人生を送りたくなかった。
どうすれば、自分に満足できるのだろう。
毎日幸せでいられるのだろう。
昨日の晩、一つ答えが見つかりました。
今までの自分を卒業する為に、私はまだここに生きているのかもしれない。
辛い事しんどい事を 乗り越えた先の幸せを味わう為に、人生ってあるのかもしれない。
うまくいかなかったから、深く考える事ができた。
この経験のおかげで、同じような境遇の人の気持ちを少しでも分かってあげられられるようになったのかもしれない。
chouchouの景色の中で、chouchouの音楽を聞きながら、彼が側に立って、ずっと私の話を聞いてくれていました。
この時間があったら、一つ答えが見つかりました。
この時間に、この風景に音楽に、そして彼に感謝です。
ありがとう。